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2009.10.28 19:10

村木与四郎

日本映画の美術監督、村木与四郎さんが、亡くなられました。

享年86。

この御方の日本映画における功績は計り知れず・・。

美術監督ってのは、画面に映る役者と衣装以外の全部を管理するお仕事。


監督、黒澤明さんの伝説的エピソードがあります。

「フレームに邪魔な住宅をぶっ壊した」

「時代劇の療養所のセットで、開けもしない薬箱全部に当時の漢方薬を入れた」

これ。

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こういったエピソードで、いかに「クロサワ」が完璧主義者だったかが語られますが、

これ、ぜーんぶ、村木与四郎さんが、やったことです。

この方こそ、完璧職人で、

クロサワに言われる前に完璧に準備することが「仕事」と考えていたそうです。


江戸時代の農家の家は、大抵、築100年は普通だからと、

100年くらい経った戸板や柱を日本中から探したり、

江戸時代前期と後期の建築の流行を知っていたり・・・

この方こそ、伝説的ネタは尽きません。

「ちゃんとしたセット(美術)にしないと、役者に魂が宿らない」のだそうです。


しかもマジシャンでもありました。

ワイドレンズだと、背景が小さくなってしまうからと、

背景に写る家、道、階段などを、そのカットのためだけに、約2〜3倍のサイズで作ったそうです。

これが、普通のレンズで写るホンモノの背景と、カットが連続しても見分けがつかない!

恐るべし・・・


こんな方がフリーではなく、東宝の社員だったってことも驚きです。

どんだけやっても、給料同じなのにね。

志、高かったよね。

合掌。



追記: こんなブログ、誰も読まないだろうな・・。


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