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Anteなオイラ

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2010.05.25 22:16

沖縄問題とウルトラマン

金城哲夫というシナリオライターがおりました。

ウルトラマンや、ウルトラセブンに脚本家として命を吹き込んだ人。

彼は沖縄出身です。

高校から単身上京して東京に住むようになります。

時は1950年代。

つまり彼は、パスポートを持って「沖縄」という外国から東京に来たのです。

道路は右ではなく、左側通行。

貨幣はドルではなく円。

ギャップはあるけれど、同じ日本語を話す。同じ顔つきの人々。

ああ、一緒だなって思ったけれど、何かが違う。

「違う場所に来てしまった異邦人」。

これが彼の生涯のテーマとなっていきます。


かつて、沖縄の人は自らの民族によって「琉球王国」を築きました。

しかし、江戸時代に薩摩藩によって支配を受けます。
「お前達は、これより薩摩の人間である。」

明治維新後は、
「今日より日本国民である。」

太平洋戦争の後は、
「今日からはアメリカ人。」

そうして1972年、再び、
「日本人。」

島に代わる代わる来る人たちは必ず、言います。

「君たちを守ってあげるから。」


勝手に来て、勝手に守ると言って、正義を振りかざす人たちを沖縄の人たちはずっと見てきたのです。

金城哲夫さんが描くウルトラマンやウルトラセブンの話には、必ず、

「異邦人」としての孤独と、「誰のための正義か」を問うテーマが重く描かれています。

そして「ホントウの意味の侵略者」を問いただしています。


子供の頃に見た「ウルトラマン」と「ウルトラセブン」に漂う、

「爽快感」と対極にある「やるさなさ」を、

小さいながらも感じ取っていたのは自分だけではないと思います。



金城哲夫さんは、事故のため37才でこの世を去ります。泥酔による事故。

彼は遠くの世界から、今の普天間問題をどう推察しているのでしょうか?

生きていたら、この事態をどんな風に脚本に盛り込むのでしょうか?



自らを「ウルトラマン」と決めつける米国と、

自らを「科学特捜隊」と思い込んでいる日本政府。

君たちがどんなに手を組んで、「世界平和」を唱っても、

オキナワの人にとっては、「侵略者」の何者でもないのですよ。


米軍の基地を作るなら、国会議事堂横の「永田町」につくればいいじゃん。





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