落語は、厳密ではないけれど、
唯一「音」として残された「江戸」でございます。
「目」で体験できる「江戸」は、たくさんありますが、
「耳」で体験できる「江戸」はこれしかありません。
しかも大河ドラマでは絶対にやらない、歴史に名を残さなかった人々の物語。
本所深川の棟割り長屋に住む人々の物語。
八っつあん、熊五郎、ご隠居さん、家主さん、与太郎、定吉、番頭さん、おかみさん・・・。
お侍さんは、どちらかと言えば出ても大抵脇役です。
話を聞いていると、「音のクリエイティブ」が炸裂してます。
かつて、えらいクリエーターのなんとかさんが申しておりました。
「想像こそが、最大の創造。」
写真がある、動画がある、CGがあるより、
ラジオから聞こえてきた、「そこは宇宙・・。」というナレーションひとつで、
頭の中に無限の宇宙が広がったんだって。
つまり、テレビは利便性は高いけれど、クリエイティビティの観点で見れば、
ラジオに負けてるんだってさ。
テレビは、視聴者が想像する必要がないから、創造もしないのです。
確かに映像で見る時代劇よりも、落語の方が、イメージが膨らみます。
結論。
情報が少ない方が、人は豊かになる!